*筋力テスト …少しの力で行います
●これは筋肉のテストをしています。力の強さではなく筋肉と
脳の間でコミュニケーションがきちんと行われているかを
診ています。ちから比べではないので、繊細な力で行います。
●よく聞く言葉で-老化現象で筋肉の力が衰えた-
というのがありますが、実際には筋肉にあるセンサーが
機能しなくなっていたり、脳がイメージした動きが
筋肉に100%伝わっていないケースも多く見られます。
●日本人の気質としてなのか、あきらめが良いというか
年をとるとこんなものだろうと、思い込んでいる方が多い
気がします。どうかあきらめる前に一度声をかけてください。
やさしい刺激でも十分に機能の回復を果たせるケースが
多々あります。
*歩行パターンから…読み取れることがあります
●これは目をつぶった状態で、足踏みを50歩してもらっています。
なかなかその場でとどまり続けることが出来ません。
意外にできない方のほうが多いのではないでしょうか?
このテストは色々なことを教えてくれます。
●例えば体のバランスというのは、目からの情報、平衡器官(三半規管等)
足底や抗重力筋、その他からの感覚、主にそういうものを脳が判断して
筋肉のバランスをパッパッと変えながら歩いたりしているわけです。
●では、目をつぶるとどうなるのでしょう? 実は平衡器官や足底からの
情報にあやまりがあっても、目が修正してくれていたのです。
それだけ脳は目からの情報に依存しています。
●でも、目をつぶると…今まで隠れていた障害がバランスを崩すように
作用し始めます。その影響が足踏み中にその場でとどまれない…
といった形で表に出てきます。
●そのパターンも色々です。前や後ろに歩いてしまう人、回転してしまう
人、右や左に寄ってしまう人、支えがないとよろけてしまうetc
(決して1人で試さないでくださいね、転んでしまう可能性があります)
●そして何がバランスを崩しているのか、というところでも色々な原因が
あります。歩行時に使用される足の親指に特徴的な可動性の減少が
みられたり、土ふまず(足のアーチ)が失われていたり、平衡器官の
問題もあります。
●私が経験した例だと内臓の機能低下(病気ではありません、疲労状態です)
が及ぼす影響や、脳と脊髄を包んでいる硬膜の微妙な動きが失われていた
ことが、歩行パターンを乱していたこともあります。
●写真の場合だと大分左前に歩いてしまいました。原因はなんでしょう?
●この場合は、左の小脳・右の大脳がおつかれだったので(別の検査で)
左側からの軽い刺激(問題のある数か所)で回復を促しました。
更に左足の親指に特徴的な動きの減少が見られました。その改善を促した
ところ、左前に60cm以上歩いてしまっていたのが、20cm程前に進む
のみ、というところまで改善しました。
●この場合、主訴は“からだのバランスが悪い”だったのですが、
痛みがある場合などは、また全然違うアプローチをします。
ここに紹介したのは、1つのパターンを例として取り上げたものです。
私のアプローチがどんなものか、イメージがしやすくなれば幸いです。




